itemXX 形式で定義されるアイテム要素から、順序番号 XX を削除する。
これを実現することで、変数名を多重に定義できる。 つまり、出てくる順番で(リテラルに)変数値を変更しながらitemを指定できるため、 同じ変数名(例えば x, y など)を複数の意味で使用することができる。
その際に定義すべき仕様を考える。
:Draft1 (2003-03-23):item,stat,stat_and の仕様を考えた。 :Draft2 (2003-03-23):stat_and を stat2 に変更。 :Alpha12 (2003-03-25):Draft2 を実装
item = "hoge" という形式とする。
右辺値に対する仕様変更は行わない。
現状の statXX, statXXand をそれぞれ stat, stat2 に変更する。
stat 項目は直前にある item に対する状態定義とする。
stat は item の次の行、stat2 は stat の次の行に存在しなければならない。
旧定義 | 新定義 | 制限 | 備考 |
itemXX | item | ||
statXX | stat | itemの次の行になければならない | |
statXXand | stat2 | statの次の行になければならない |
スキン定義の便宜のために設ける(いわゆる)変数
個数制限はない
:Draft1 (2003-03-23):varXXkey/varXXval 形式で定義 :Draft2 (2003-03-23):Draft1 ではスキンが書きにくかったので、$key=val 形式で再定義 :v6.0 Alpha11 (2003-03-23): Draft2 を実装
$key = val で定義される。
key で指定された名前を変数名と呼ぶ。変数名にはalphabet,number,_が使用できる。
item 項目に $key を指定することで変数として扱うことが出来る。
変数は 右辺値 で指定された値が展開される。
実際には C 言語の #define のようなプリプロセッサ型展開が行われる
$edit_x = 170 $replyedit_y = 257 item26 = "str, ($edit_x, $replyedit_y-17, $edit_x+80 , $replyedit_y ), '回答', Left, 0, 000000" item27 = "edit, ($edit_x, $replyedit_y , $edit_x+600, $replyedit_y+32), Reply"
オプション画面でユーザが変更できる変数
定義できるのは 20 個まで。
:Draft1 (2003-03-23):userXXzz形式で定義 :Draft2 (2003-03-23):ローカル変数と組み合わせることにした。 :Draft3 (2003-03-23):背景イメージ BackgroundImageFile に対応 :Draft4 (2003-03-25):user〜desc、user〜type、user〜key の組ではなく userXX 一文で定義するように変更。 実装についての覚え書きを追加。 :Draft5 (2003-03-25):変数の個数を 20 個に変更。 :v6.0 Alpha13 (2003-03-25):Draft5 を実装。
ユーザ側の利便性とスキン作者によるデザインを考慮して、以下の項目を変更可能とする。
また、オプション画面では、デフォルト値を使うかどうかを指定できる
項目名 | 変数のタイプ | オプション画面での設定項目 | 備考 |
フォント関連項目 | font | フォント選択ダイアログ | |
フォント名 | fontname | フォント名選択コンボボックス | 実装は未定 |
フォントサイズ | fontsize | スピンコントロール | 実装は未定 |
カラー | color | カラーピッカー | |
背景色 | - | カラーピッカー | スキンでは定義しなくてよい(デフォルト値の指定にはBackgroundColorを用いる) |
背景イメージ | - | 参照ボタン | スキンでは定義しなくてよい(デフォルト値の指定にはBackgroundImageFileを用いる) |
userXX によって定義される。(XXは二桁の数値)
item 系や font 項目と同様に、複数の項目を , で区切った形で記述する。
:第1項:変数の解説文(オプション画面で変更する際に利用者に提示される情報) :第2項:変数のタイプ :第3項:変数名($hogeの形で記述する)
user00 = "'区切りの色', color, $bordercolor"
$bordercolor = "7070ff" item40 = "border, (85, 20+20*0, 85+67, 20+20*0+20), $bordercolor"
user〜 で指定された変数が上書きされる。
言い換えれば「この変数はユーザで変更してもいいですよ」という指定をすることになる。
ユーザが(オプション画面で)その変数を変更した場合は、スキンファイルで指定した値は無視され、 その変数値は全てユーザが変更した値で置き換えられる。
逆に言えば、ユーザがその変数を変更していない場合は、スキンファイルで指定した値が利用される。 (user〜で何が書いてあっても全く関係ない。「変数のタイプ」すら関係ない)
user00 = "'数値のフォント', font, $font_num" $font_num = "16, 1, 0, 0, 0, MS Pゴシック" font09 = "$font_num"
ユーザがオプションで設定すると、skin/user.ini の [hoge] セクション(hoge はユーザ名)に
ahi00=30
のような記法で記述される。ahi はスキンの名称(DesignName)、右辺はユーザが設定した変数値。
学習画面起動時は、スキン読み込み前に UserVarManager によって skin/user.ini のユーザ変数定義が読み込まれる。
その後、UserVarManager が渡され、CFreeDesign によってスキンが読み込まれる。 変数展開の際には UserVarList にその値が存在するかどうかを確かめ、 UserVarList 上にその変数値が存在すれば、スキンで定義されている変数値よりも UserVarList で定義されている値を優先して展開される。