PSS にインポートできる CSV ファイルの作り方を解説します。
comma separated value というファイル形式。
Excel 等の表計算ソフトや年賀状作成ソフト等で汎用的に使われているファイル形式です。
PSS にインポートできるのは、専用の書式で書かれた CSV ファイルのみです。
とはいえ非常に簡単なので、心配しなくても大丈夫です(^ー^)ノ
Pss インポート可能 CSV ファイル(PssCSVファイル)は、大きく次の要素からなっています。
領域名 | 位置 | 内容 |
問題集情報 | 1〜3行目 | PssCSVファイルであるということを示す文字列や、問題集の名称や備考などを書きます。 |
列配置指定情報 | 4行目 | データ領域の配置(どの列にどのデータがあるか)を指定します。 |
データ領域 | 5行目以降 | 問題データを書きます。列配置指定情報に従って記述します。1行に1問です。 |
先頭の行から3行目までは、以下のような形式で記述します。
psscsvfile * | ver * | ||
問題集の名称 * | 著作権者 | データ入力者 | 開始メッセージ |
備考1 | 備考2 | … |
それぞれ次のような意味です。
:psscsvfile *:必ず "psscsvfile" と書いてください。 :ver *:Pss インポート可能 CSV ファイル、のバージョンです。100 を指定しましょう。 :問題集の名称 *:問題集の名称を記述します。インポート後の問題集名になります。 :著作権者:著作権者です。 :データ入力者:データ入力者です。 :備考:備考です。
* の項目は必ず記述しなければいけません
v5.2 までのバージョンには不具合があり、2行目が4桁まで必要でした。 次のサンプルのように,を付けてください
psscsvfile,100 問題集の名称,著作権者,データ入力者, ...
4行目では、5行目以降に書くデータの列配置を指定します。 例えば、「1列目に問題データ1を、2列目に解答データ1を書く」といったことを指定できます。
この行も必ず必要になります。
各セルに次のうちのいずれかを記述してください。
a1 | a2 | a3 | a4 | a5 | q1 | q2 | q3 | h1 | h2 | h3 | wavfile |
それぞれ次のような意味です。
:a1〜a5:解答1〜解答5 :q1〜q3:問題文1行目〜問題文3行目 :h1〜h3:ヒント1〜3 :wavfile:WAVファイル名
例えば次のように指定したとすると、
q1 | q2 | a1 | h1 |
1列目に問題文1行目、2列目に問題文2行目、3列目に解答、4列目にヒントを、 5行目以降から書いていく、ということを宣言することになります。
4行目で指定した列配置に従って、データを記述します。
例えば次のように記述できます(4行目〜)
a1 | q1 | q2 | h1 |
english | Pss でよく学習される言語 | e?????? | japaneseではない |
chinese | Pss 5.0 から学習できるようになった言語 | c?????? | koreanではない |
おわかりいただけましたか?
psscsvfile,100,,, 問題集の名称,著作権者,データ入力者,, 備考,,,, a1,a2,a3,q1,h1 english,japanese,chinese,英語、日本語、中国語,答えは3つ
Excel で見るときっとこんな感じ:
psscsvfile | 100 | |||
問題集の名称 | 著作権者 | データ入力者 | ||
備考 | ||||
a1 | a2 | a3 | q1 | h1 |
english | japanese | chinese | 英語、日本語、中国語 | 答えは3つ |
data\sample.csv もご覧ください。
(2002-12-20) (2003-02-04) (2003-04-15)