tm-4 というマシンを手に入れた。Pentium 133MHz, HDD 1.2GB というちょっと頼りない奴だが、Webサーバくらいになれば嬉しいな、と思い、UNIX 風OS を入れることに。
事の顛末を書き連ねると長くなりすぎるので、簡単に。
http://www.clave.gr.jp/ml/bsd-nomads/200012/msg00017.html あたりの記事を見て解決したんだが、いくつか注意点が。
/etc/pccard.conf がない!だった。/etc/defaults/pccard.conf
より。 IRQの指定find / | grep pccard
設定を一気にやってしまったからよく分からなかったが、 もしかするとIRQの指定は不要だったかもしれない。
とりあえず /etc/defaults/pccard.conf から抜粋すると、
という感じにしてみた。元々は ether 行もなかったので、…そりゃ認識しないわね┐('~`;)┌# MELCO LPC3-TX card "MELCO" "LPC3-TX" # config auto "ed" ? 0x30000 config 0x7 "ed" 11 0x30000 ether 0x5c8 insert /etc/pccard_ether $device start remove /etc/pccard_ether $device stop
ed1にMACアドレスが付いたので、次はIPアドレスの設定だ。 うまい具合に PPPoA なルータ君が DHCP サーバになってくれているので、 単に取得するだけ。…かと思いきや、以外とめんどくさかった。
とりあえず、
で設定画面が現れる。 IPv6 は指定せず(No)、DHCPはYesにしてみた。/stand/sysintall -> Configure -> Networking -> Interfaces -> ed1
とか出て、設定画面に。Scanning for DHCP Servers
確か、もう一度設定画面を開くと ssh 接続だったので飛んでしまった(笑)
みたいな設定をしたと思った。HostName: tm-4 Domain: takke.jp IP: 192.168.100.12 DHCP: 192.168.100.1 DNS: 192.168.100.1
ただ、これは一度はできたんだけど、再設定しようとするとルータ君が悪いのかFreeBSD側が悪いのか分からないけど、DHCP でIPを取得することができなくなってしまった。
そこで焦らず PC CARDを挿し直す ことで解決。 今やってみたら、LPC3-TX を挿したときに 「ピ、ピ、ピョコン」 みたいな音がなって面白かった(笑)
ゲートウェイの設定って、何をやったんだっけか。インターフェースの設定でとりあえず一緒にできてしまったんで、とりあえず確認だけ。
nslookup ping www.takke.jp
なぜかルーティングテーブルが壊れてしまって、DNSでIPは取得できるのにWANに出られなくなってしまった。 かなり慌ててしまってFreeBSDを再インストールまでしてしまったが(Apacheがおかしかったのでどっちみち再インストールするつもりだったけど)、慌てず次の手順を踏むべし。
tm-4: ~ $ netstat -r Routing tables Internet: Destination Gateway Flags Refs Use Netif Expire localhost localhost UH 1 220 lo0 192.168.100 link#6 UC 2 0 ed1 192.168.100.1 00:e0:18:55:47:c4 UHLW 1 51 ed1 1015 192.168.100.10 00:90:fe:02:42:9c UHLW 1 2226 ed1 1196 192.168.100.12 localhost UGHS 0 4 lo0 Internet6: ...
どうやらIPv4でdefaultがないようだ。
tm-4: ~ $ route add 0.0.0.0 192.168.100.1 add net 0.0.0.0: gateway 192.168.100.1
これでデフォルトゲートウェイを設定できた。
tm-4: ~ $ netstat -r Routing tables Internet: Destination Gateway Flags Refs Use Netif Expire default 192.168.100.1 UGSc 0 2 ed1 localhost localhost UH 1 220 lo0 192.168.100 link#6 UC 2 0 ed1 192.168.100.1 00:e0:18:55:47:c4 UHLW 1 60 ed1 904 192.168.100.10 00:90:fe:02:42:9c UHLW 1 2255 ed1 1085 192.168.100.12 localhost UGHS 0 4 lo0 ...
/stand/sysinstall -> ... (ちょっと忘れました ^^;) -> ftp (passive) -> Net ? -> ja-samba-*
実は最初、FTP で samba の最新版を落として、make, make install しようとしたんだけど、Pen133 には辛すぎて断念したりした。
Samba と言えばこれだよね。これと双璧をなす smbpasswd もあるけど、最初 smbpasswd の存在を忘れていて接続できないのなんのって(笑)
以下、/usr/local/etc/smb.conf の抜粋
[global] workgroup = ahinet server string = tm-4 ... encrypt passwords = yes ... for Japanese Users client code page=932 coding system=cap ... [homes] comment = Home Directories browseable = no writeable = yes ... [public] comment = Public Stuff path = /home/samba public = yes writeable = yes printable = no write list = @staff ...
とくに encrypt passwords = yes は 2000やXPで使う人にとっては重要。Windowsからログインできなくなるからね。
あと、[public] として /home/samba を作ったけど、[public] として公開しておくのは危険かもしれない。まぁ、ユーザが限定されてるからいいんだけどさ。
ちょっと探すと
/usr/local/etc/rc.d/samba.sh.sampleを見つけたので、こいつでsmbdを起動してあげた。Linux を使ったことのある自分としては、ロケーションが違うのでとまどいまくったが、FreeBSD に慣れれば「ディストリビューション毎の違い」がないので楽かもしれない。
あ、そうそう、SMB は今回とりあえずテスト用に起動しただけで、実際に運用するときはNETBIOS要求から起動してあげた方がいいかも。 ていうか後でそういう設定にした。
実は Ports でインストールしたら、自動で smbpasswd を作ってくれたので、あとはパスワードを設定するだけ。(とはいえ新しいユーザを作る場合は苦労しなきゃだけど)
これで halts さんのSamba用パスワードが設定できた。smbpasswd halts
こちらもかなり簡単。エディタで/etc/inetd.confと/etc/servicesを変更するだけ。
上側の2行は、リクエストで Samba サーバを起動する設定。最後の一行が SWAT の設定。/etc/inetd.conf ... netbios-ssn stream tcp nowait root /usr/local/sbin/smbd smbd netbios-ns dgram udp wait root /usr/local/sbin/nmbd nmbd swat stream tcp nowait/400 root /usr/local/sbin/swat swat
/etc/services については、最初から記述されているので、変更する必要は無かった。
参考にしたページです。