Pss PssEditorの使い方
 

問題集の編集方法(PssEditorの使い方)

PssEditor を利用することで、自作の問題集を作成することが出来ます。

PssEditorとは

PssEditorは、PSS に同梱されている問題エディタです。次のような機能があります。

  • 標準の問題集の修正
  • 自作の問題集の作成
    • 品詞入力支援機能
    • データ入力者、著作権者、更新時刻等の設定機能
  • フォルダの作成、名称変更、移動、削除
  • 問題集の名称変更、移動、削除
  • 問題集・フォルダのファイルへのエクスポート(ファイル書き出し)
  • 問題集・フォルダのファイルからのインポート(ファイル読み込み)
  • 他の問題集からのデータ入力
  • Web辞書検索機能
    • goo の辞書などを用いて、単語の意味の検索が簡単にできます。
  • QuickFinder による単語の検索、登録

問題集の作成

問題集ツリーで右クリックすると出てくるメニューで

[新規作成] -> [問題集]
を選びます。

すると問題集がツリーに追加されるので、問題集の名称を設定してください。

フォルダの右クリックから作成すると、「現在のフォルダの下」に問題集が作成されます。

問題の作成

問題集ができたら、実際に問題を作成しましょう。 次の手順に従って、問題を作成します。

  • 問題集を選びます。
  • 解答データ(英語)という入力領域に、解答(英単語の場合は英語)を入力してください。
  • 次に、問題データ(日本語)という入力領域に、問題(英単語の場合は日本語)を入力してください。
  • リターンキーを押して、次の問題を選びます。以下、問題の入力を繰り返します。

問題の変更(修正)

問題を変更(または修正)することができます。  

  • 問題集を問題集ツリーから選びます。
  • 問題一覧に問題が表示されるので、変更したい問題を選びます。
  • 問題を選ぶと「解答データ」と「問題データ」が表示されます。
  • 変更したい「解答」と「問題」を自由に修正します。

便利な使い方

PssEditorにはいろいろと便利な機能が付いています。

Web辞書検索機能

「Web辞書検索」ボタンを押すと、入力されている単語をWeb辞書サイトで検索し、結果が上の画面のように左側に表示されます。

F7、F8 キーでも Web 辞書検索ができます。

解答領域と問題領域のキーボードによる移動

「解答データ」入力領域と「問題データ」入力領域はキーボードで移動できます。

「解答データ」領域でタブキーを押すと「問題データ」に移動できます。また、「問題データ」領域でShiftキーを押しながらタブキーを押すと「解答データ」領域に移動できます。

連続入力

例えば大量の問題を入力する場合を考えます。 この際、先に「解答データ」をたくさん入力してから、それに対応する「問題データ」を入力することができます。

  • 解答データを入力する。
  • Enterキーを押す。
  • 解答データの入力を繰り返す。
  • 解答データの入力が終わったら、最初の問題に移動する(PageUp/PagaDownキーや問題一覧上でのマウスクリックで移動できます)。
  • 問題データを入力する。
  • Ctrlキーを押しながら Enterキーを押す。
  • 問題データの入力を繰り返す。

手元にある参考書の問題を入力する場合などは、これで素早く入力できるでしょう。

問題、ヒント、解説文の複数行入力

問題とヒント、解説文を複数行入力できます。改行するには、入力領域で Enter キーを押します。

解答の複数入力

1つの問題に対して複数の答えが存在する単語を入力することができます。 (例えば教育の訳はeducationtrainingcaltureなど複数ありますね。)

解答データ入力時に、1つ目の解答を入力したら、右端の矢印ボタン(上向き)を押します。下向き矢印を押すと、解答の番号を下げることができます。

同じことを、Shiftキーを押しながら上キーか、Shiftキーを押しながら下キーで行うことができます。

品詞のボタン入力

回答者の便宜のために、品詞を入力することができます。 これは、問題データ入力領域の下にある品詞ボタン群のいずれかを押すことで可能です。 ボタンをもう一度押すと、解除できます。

品詞の直接入力

品詞ボタンを押すと、問題一覧画面には %xx という文字列が表示されますね。
(例えば名詞ボタンを押すと %no と表示されます)。

実は Pss では、問題を表示するときに、これらの %xx という文字列を、該当する品詞に置き換えているのです。この置き換えは先頭だけではなく、問題データ中の全ての文字列に適用されます。

従って、問題データに例えば

    %no経験、%ve経験する
と入力すると、PSS で学習する際には、
    【名詞】経験、【動詞】経験する
と表示されます。つまり、自分で好きなな品詞を入力することができるわけです。

各品詞が対応する %xx は品詞ボタンを押して試してください。

空行の挿入

F3キーで空の行を挿入できます。右クリックで出てくるメニューや、PssEditorのメニューからもできます。

行の削除

F4キーで行を削除できます。空行の場合は即座に削除されますが、データがある行の場合は警告画面が出ます。

データの並べ替え

問題リストの上側の見出し(解答1、問題(一行目)など)をクリックすると、 問題データを並べ替えることができます。(この作業をソートといいます)

ソートの度に昇順と降順を繰り返します。 最初のソートでは昇順に、もう一度ソートすると降順に、以降 昇順と降順を繰り返します。

一度ソートするとソート前の並び順には戻せなくなるので注意してください。

音声ファイルの選択

音声ファイルを各問題に設定する場合に使用します。

Ver.7 からは Wave ファイルだけでなく MP3 ファイルにも対応しました。

キー操作一覧

入力領域内でのキーボード操作です。

Enter
次の問題に移動、または改行
Shift + Enter
次の問題に移動(ただし問題領域では改行
Ctrl + Enter
次の問題に移動
Ctrl + ↓キー
次の問題に移動
Ctrl + ↑キー
前の問題に移動
TAB
次の入力領域へ移動
Shift + TAB
前の入力領域へ移動
F7, F8
解答と問題の Web 辞書検索
Shift + F1 〜 F8
品詞等の入力

QuickFinder

Ver.7 より搭載された QuickFinder を用いることで、問題集の作成をよりスムーズに進めることができます。

画面下部に表示されるのが QuickFinder です。

QuickFinder では入力した文字列を正解文の先頭に含む問題を検索することができます。

また、検索結果をダブルクリックすることで、現在開いている問題をその問題で置き換えることができます。

ファイル書きだし・読み込み

問題集やフォルダをファイルに入出力することができます。いわゆるインポート・エクスポート機能です。

インポート

問題集やフォルダをファイルから読み込みます。

インポートできるのは以下のファイルです。

  • .pse [Pss v4.0 形式問題集ファイル]
  • .psf [Pss v4.0 形式フォルダファイル]
  • .pssdb5s [Pss v5.0 形式問題集ファイル]
  • .pssdb5f [Pss v5.0 形式フォルダファイル]
  • .pssdb7x [PSS v7.0 形式ファイル]
  • .csv [CSV ファイル]

CSV 形式ファイルのインポート方法については、 CSVファイルの仕様-Pssをご覧ください。

エクスポート

問題集やフォルダをファイルに出力します。

エクスポートできるのは以下のファイルです。

  • .pssdb7x [PSS v7.0 形式ファイル]
  • .csv [CSV ファイル]